大胆予測
キャリートレードの巻き戻しでUSD/JPYが100を下回り、日本に次なる資産バブルが到来
チャル・チャナナ
チーフ・インベストメント・ストラテジスト
Saxo Group
バーティカルスプレッドとは、「同じ満期」の「異なる権利行使価格」のオプションを、同時に「買い」と「売り」を組み合わせる戦略です。コールならコール同士、プットならプット同士で構築します。この戦略は、相場の方向性に予測を持ちつつ、同時に「リスク」と「コスト」をしっかり管理したいと考える投資家に非常に人気があります。
バーティカルスプレッドには、大きく分けて以下の2つの形があります。

最大の理由は、「リスクとリターンのバランスが明確である」点にあります。具体的なメリット・デメリットを見てみましょう。
WTI原油先物が現在75ドルのとき、需要拡大を見込んで「今後2ヶ月で上昇する」と予測したとします。
どちらを選ぶべきかは、以下の要素で判断します。
バーティカルスプレッドは、自分の相場観を活かしつつ、感情に左右されないリスク管理を行いたい投資家にとって強力な武器となります。強気相場でも弱気相場でも、自分の好みに合わせて自由に組むことができ、利益と損失の幅をあらかじめ決めることができます 。 権利行使価格や満期、スプレッドの型を慎重に検討することで、自身の具体的な相場の見通しやリスク許容度に合わせて戦略をカスタマイズすることが可能です。さらには、「ギリシャ指標(Greeks)」を監視することで、時間の経過やボラティリティの変化がポジションにどう影響するかを予測し、状況に応じた修正も可能です。ぜいたくさとコストのバランスを考慮して休暇の過ごし方を考えるがごとく、リスクを抑えつつ着実に利益を狙う「中道」の戦略として、バーティカルスプレッドは非常に優れた選択肢と言えるでしょう。