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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 来週の注目イベントに関してお届けします。
先週の一連の金融政策イベントが終わり、トルコ中銀は予想通り1%の利下げを行いその後も当然のようにトルコリラは続落しましたが20日NY市場でエルドアン大統領は利下げの継続と預金保護によるトルコリラ安による損失補填の政策を打ち出しました。
政府が為替差損を補填するというかつて例のない政策ですが、ポジション的に短期筋のトルコリラ売りが膨らんでいたこともあってトルコリラは大暴騰を演じることとなりました。トルコリラ円も発表直前の史上最安値6.057から翌日には戻り高値が10.178と4.121円、率にして68%と通貨とは思えない上昇を演じました。
この政策がワークするとはとても思えないのですが、低金利政策による更なるインフレと不思議なほぼ政策による政府債務の増加など、トルコリラにとって将来の悪材料ばかりに思えて仕方ありません。いまはまだ急変後でトルコリラ買いも出ていますが、どこかで下げに転じるような気がしてなりません。当面はトルコリラ取引はなるべく手控えるべきかと思います。