今週は円建て金(XAUJPY)と米国個別株CFDを2つ取り上げます。
円建て金(XAUJPY)
今週は円建て金(XAUJPY)を見て行きましょう。
金地金が今月13日に1グラム9000円を超えて史上最高値を更新したのは記憶に新しいところです。サクソバンクでも円建て金の買い持ちを作ることは可能ですが、こちらは単位が1トロイオンスあたりの表示で、執筆時点で260,490円となっています。
1トロイオンスが31.1035グラムですから、260,490÷31.1035=8374.94、この価格に消費税を加えたものが地金価格となりますので9212円が現在の地金価格と計算できます。今朝の田中貴金属の店頭価格の値決め(09:30)の売値と買値の中間が9,192円となっていましたので、その後の値動きで若干の変化が出ている程度であることがわかります。
さて、金価格が上昇した理由としてはドル建ての金価格も2000ドルを超えたように、背景はシリコンバレー銀行破綻に端を発するリスクオフの動きです。株式市場や為替市場同様に金価格も最高値から下げてはいますが、中長期での保有を考える投資家も多いことから、下がったところでは今後も買いが出やすい地合いです。
特に対円の金価格は地金価格で9000円を超えて史上最高値を更新したことから、同水準が当面はサポートになりやすいと考えることが出来そうです。サクソバンクのトロイオンスに換算すると、9000÷1.1×31.1035=254,483円です。
週足チャートで同水準の位置を確認してみます。