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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 米国の利上げ前倒し思惑とウクライナ情勢の緊迫化により米国株は下げていますが、世界の主要株価も同様で日経平均株価も年初から大幅に水準を切り下げてきました。国内ではオミクロン株の感染拡大による蔓延防止措置も株安の材料となっていますが、テクニカルにも形状が悪い流れでした。今週は日経平均のここまでの動きと今後の展開について考えます。
1月に米国利上げ前倒し思惑が強まりFOMCにおいても市場参加者の思惑以上にタカ派的なスタンスを示したこと、またウクライナ情勢が緊迫化したことによるリスクオフ姿勢が強まったことで米国株が下落、その動きに沿って世界の主要株価指数が下げ、日経平均株価(JP225.I)も1月5日を高値に下げる流れが続きました。
1月最終週には米国株が下げ止まった動きもあり1月27日に26036.3を安値に買い戻されていますが、米国株が3月利上げまでは上値が重たい地合いが続くであろうこと、また国内要因としてオミクロン株の感染拡大で蔓延防止措置が取られていることも悪材料となっています。さらに今週財務官が円安のデメリットに触れたことで為替市場は円高に動いてきましたが、おそらく株式市場では依然として円高を悪材料と捉える傾向があり、米国株同様に戻しは限定的になりやすいと言えるでしょう。
テクニカルにもあまりいい形とは言えません。日足チャートをご覧ください。