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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今週の米国個別株CFDを見てみます。ひとつはマスク氏が筆頭株主となったtwitter、もうひとつはサハリン1撤退で40億ドルの減損計上をSECに報告したエクソンモービルを見て行きます。
今週は久しぶりに米国個別株CFDを2つピックアップします。ひとつはイーロンマスク氏が筆頭株主になったtwitter(TWTR.xnys)、もうひとつはサハリン1撤退で減損計上を迫られるエクソンモービル(XOM.xnys)を取り上げます。
(1) twitter(TWTR.xnys)
twitter(TWTR.xnys)はテスラのイーロンマスク氏がSECへの報告書で4日時点で約9%の株を保有する筆頭株主となったことが判明、翌5日にはマスク氏はtwitter社の取締役に就任しました。
これまでマスク氏はtwitterを利用して喋り過ぎる傾向があり、SECからも睨まれていましたが、twitterの方針や機能にも文句を言っていたことから、今後はマスク氏が望ましいと考える機能(投稿後の編集など)が追加されていく可能性は高そうです。
マスク氏の大量購入が判明したことでtwitter株は急騰していますので、テクニカルには週足チャートをご覧ください。
大きくギャップアップして上昇したことで、史上最高値とその後の安値とのほぼ半値戻しにまで水準を上げてきました。ただ、史上最高値とその後の高値を結んだレジスタンスラインが現在ちょうど60ドル水準に位置し、半値戻しと61.8%戻しとの間にありますし、同水準は史上最高値後もその後の高値後もネックラインとなった水準です。
引き続き底堅い展開は考えられるものの、テクニカルにはいったん60ドルは売りという動きに今後なってくるのではないかと見ています。
(2) エクソンモービル(XOM.xnys)
エクソンモービル(XOM.xnys)は世界的なエネルギー価格の高騰で好業績となり、3月8日には91.51ドルと2016年12月以来の高値をつけました。業績は第1四半期に110億ドル程度の利益と前期の88億ドルから20億ドルほど伸ばしましたが、3月1日に発表したサハリン1からの撤退による減損も40億ドル計上することをSECに報告していることが今週わかりました。
エネルギー価格が高値安定で推移してきたために十分に利益でカバーできますが、対ロシア経済制裁にもかかわらず最近の原油価格は下げていて、目先の高値からの調整局面に入っています。そうなるとエクソンモービルにとっては減損と原油安とダブルパンチとなり、今後の株価は上値が重くなってくるのではないかとも考えられます。
テクニカルには日足チャートを見てみましょう。