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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: ロシアからの原油や天然ガスの輸入は米国の禁輸を筆頭に世界的に縮小傾向にあります。ロシア産の代替としてOPECプラスの増産も期待されますが、米国には多くのシェールガス企業があります。今回は東部で採掘するシェールガス大手の2社について見てみます。
前回はEVへのシフトが加速するとの見方からルーシッド・グループ(LCID.xnas)とプロテラ(PTRA.xnas)の2銘柄を見ました。今週はエネルギー価格が高騰してきたことで米国内の天然ガス企業に注目してみます。米国東部マーセラスの大手であるEQT(EQT.xnys)とサウスウエスタン・エナジー(SWN.xnys)の2銘柄をピックアップします。
(1) EQT(EQT.xnys)
EQT(EQT.xnys)は、米国東部マーセラスで操業する天然ガス企業で、今回のエネルギー価格高騰で恩恵を受ける企業のひとつです。多くを語ることもありませんので、日足チャートをご覧ください。
最近のNY原油の急騰とその後の調整と似た値動きをしていますが、今後原油価格が下げきらないとなると押しが入ったところでは買いという流れが続くものと言えます。買い場の目途としては水平線で示した最近の高値の水準である24ドル台に押しが入れば買いという見方で良さそうです。
(2) レンジ・リソーシズ(RRC.xnys)
サウスウエスタン・エナジー(SWN.xnys)もEQT(EQT.xnys)同様にマーセラスのシェールガス企業で、最近のエネルギー価格高騰の恩恵を受ける企業と言えます。こちらも日足チャートをご覧ください。
チャートの形状は異なるものの最近の上昇と押しはNY原油と同様です。こちらも直近高値の目安となる位置に水平線を引いてありますが、5.12ドルから大台5ドルといった水準が押し目の買い場となってくるでしょう。