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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今後の注目イベントに関してお届けします。
来週は27日のECB理事会が最大の注目材料となりますが、今週のレポート内でも書いた通りで直近のユーロ圏CPIが10%となったことで、0.75%の大幅利上げが確実視されています。おそらく利上げ幅はコンセンサス通りだと見られますので、理事会後のラガルドECB総裁会見により注目が集まります。0.75%利上げ後の見通しについて、タカ派を維持する発言を行うかどうかを見極めたいところです。
そして日銀の緩和からの脱却は黒田総裁曰く数年先とのことですが、足元のCPIはかなり上がっていて、前回は3.0%、21日に発表される9月CPIは更に上がってくると見られます。総合CPIの予想はあまり出ていないようですが、コアCPIが0.2%上昇し3.0%に乗せる予想となっていることから、3.2%かそれ以上の上昇を見せる可能性が高そうです。
10月からの値上げや11月からの値上げ予定を見る限り、日本のインフレ率も4%に到達するのは意外と早いかもしれません。欧米のインフレ率が4%超えから加速したことを考えると、日銀の出口戦略検討は速くなる可能性もあります。円安進行が悪い円安と捉えられている現状を考えると、日銀もQE縮小は早期に考えても良さそうに思えます。