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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今後の注目イベントに関してお届けします。
10月に入り今年も残り3か月となりましたが、4日に発表された東京区部の9月CPIは年率で+2.8%と消費税増税時を除くと30年ぶりの上昇率となりました。最近は20年ぶり、30年ぶりと聞いてもあまり驚かなくなりましたが、10月からの値上げや11月からの値上げが今後の数字に含まれることを考えると、年内の本邦CPIは東京区部(先行して発表される)も含めてまだしばらくは上昇しそうです。
3%超えよりは4%超えの方が現実に近いと思いますが、CPIを構成する物の中でも繰り返し消費する物の上昇率が高いことが一層上昇している印象を消費者に与えていると言えます。
問題は4%という数字を見てからの米国や欧州のCPI変化です。あっという間に8%、9%とインフレが進んだことを考えると、日本のCPIも4%を見るあたりからが正念場になるのではと思います。果たして、その時でも黒田日銀は大規模緩和継続と言っていられるのか、4%は総裁の任期終了前に見る可能性があるだけに金融市場関係者は非常に興味を持っていることは間違いありません。
それよりは実際に物の値段が上がっているほうが気になるのですが・・