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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 来週の注目イベントに関してお届けします。
昨日はFOMC、今夜は英中銀MPCとECB理事会と年内の一連の重要な金融政策決定会合はほぼ終わりますが、本日はトルコ中銀の決定会合もあり、14%へと1%の利下げが予想されています。為替市場、特に新興国通貨市場に与える影響も少なからずありそうですから、個人的には注目しています。
トルコ中銀が参照するコアインフレと政策金利との逆ザヤは3%に達している(-3%ということ)ことから、S&Pはトルコのインフレは2022年前半に30%にも達するとの見方を示しました。トルコリラは中銀が重ねて介入しているにも関わらず。対ドル、対円とも史上最安値を更新し続けています。
トルコ中銀が予想を裏切って現状維持あるいは利上げという動きでもしない限りトルコリラ安は止まらなそうですが、エルドアン大統領の中銀に対する圧力がある以上考えにくいところです。独自の誤った低金利理論を同大統領が取り下げることは難しそうですが、エルドアン大統領の独裁的な政治運営は2023年の総選挙まで持たなそうですね。