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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今後の注目イベントに関してお届けします。
昨夜の米国CPIは年率で7.0%と予想通りではあったものの絶対的な水準は高く、米国CPIが7%を超えるのは1982年以来40年ぶりの水準です。昨日こそ予想通りとなったことから金利はやや低下し、為替市場では利食いのドル売りに押される結果となりましたが、今年3~4階の利上げという市場参加者の見通しは今後も変わらないでしょう。
今年最初のFOMCは1月26日でFOMCメンバーの入れ替わりもあります。今年の地区連銀総裁はボストン、クリーブランド、セントルイス、カンザスシティの各地区連銀となり、発言内容を見る限り昨年のメンバーよりもややタカ派な発言をしています。1月のFOMCでの政策変更は無いものの、出てくる発言がタカ派寄りということは十分に考えられ、その場合あらためて金利上昇、そして本日のレポート内でも繰り返しましたが、株式市場は悪材料と取り調整の売り、そして為替市場はリスクオフで円買いという流れになりやすいのではないかと見ています。
FOMC直前のブラックアウト期間(FOMCの2週前の土曜からFOMCまで)が15日からと間もなく始まりますが、13・14日にも地区連銀総裁の講演は予定されていますので、1月FOMC前の判断材料としてチェックしておきたいところです。