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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今後の注目イベントに関してお届けします。
今年の年明けは元旦が週末と重なったこと、東京市場とロンドン市場をはじめ英連邦の市場が月曜まで休みとなったこともあり、実質的に4日がスタートという印象でした。そして年明け最初のイベントが明日7日の米国雇用統計となります。
雇用統計のうち失業率は既に4.2%まで下げてきていること、またNFP(非農業部門雇用者数)も単月でのブレはあるものの着実にコロナショック前の水準に近づいていて、現在のペースで進めば夏にはコロナショック前の水準へと戻ると見られます。そうした点ではもはやそれほど重要視される経済指標では無くなってきていますが、強い数字が出てくると一段と3月利上げ思惑が広がり、それが結果として利上げペースの前倒し、株式市場にとっては悪材料という連鎖反応となりやすいと言えます。
年明け以降、株式市場と為替市場の相関はあまり強くなく、仮に株式市場が下げたとしても為替市場でのリスクオフによる円買いとは行かなそうな気もしますが、史上最高値圏で推移するNYダウ、2017年1月以降のドル高水準にあるドル円を考えると、米国雇用統計をきっかけに調整が進む可能性はあるでしょう。
なお、今回のコンセンサスは失業率がさらに改善して4.1%、NFPは+40万人となっています。