今週から来週は金融政策イベントですが、まず本日9日には本文でも取り上げたECB理事会があります。今月でQEの終了と7~9月期にゼロ金利までは完全に織り込んでいますが、そこから更に踏み込んでどの程度のガイダンスを示してくるのかが注目されます。年内に+0.5%を超える金利についての言及があるかどうかがタカ派的ととらえられるかどうかの境目です。
そして来週15日にはFOMCがありますが、こちらは7月まで連続0.5%の利上げで現状から1%政策金利が上昇することは完全に織り込み済みです。9月のFOMCが0.5%か場合によっては0.25%かといったあたりが現在の市場参加者の意見の分かれどころですが、6月FOMCでは今後の金利見通し(ドット・プロット)も示されますので、そちらに注目でしょう。