サマリー: 今週はドル建て金(XAUUSD)をピックアップしました。FOMCで年末の金利見通しがタカ派であったことから目先はドルが強い地合いが続きそうですが、金は商品としての特徴と為替の特徴とを併せ持っています。ドル高となれば金価格は下落となりますが、ドル建て金はチャート的にも下げが加速しやすくなるリバーサルパターンを形成し、今にも下抜けしそうな状況です。ここからどこまで下がるのかを考えます。
今週の注目銘柄はドル建て金(XAUUSD)をピックアップしました。
ドル建て金(XAUUSD)
ドル建て金(XAUUSD)は商品としての特徴だけでなく、通貨としての特徴を併せ持っている商品ですが、昨日のFOMCで2023年末の金利見通しが前回から引きあがられ5.625%が中央値となったことで、7月利上げだけでなく、年後半にももう1回利上げが行われる可能性が出てきました。
FF先物取引水準から計算される利上げ織り込み度では7月の利上げ以降は年内現状維持という見方になっていますが、為替市場ではドルが買われやすい流れが当面は続きそうです。ドル建ての金でもドル高となれば金価格下落として動きが出てくることになりますが、ドル建て金はテクニカルにも下げやすそうなチャートパターンとなっています。
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