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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 続きますが動きが大きいことから今週も注目通貨ペアとしてドル円を取り上げました。既に10月高値が年初来高値となったことが確実な情勢ですが、引き続き円高方向の動きに注意が必要なことは変わっていません。テクニカルな観点として今回は出来高分析も使ってみましたので、参考にしてみてください。
株価チャートでよく見る価格帯別出来高のチャートで、年初来の出来高を左側に表示してあります。出来高の70%が130円から150円の間(青の水平線の間)での取引となっていますが、中心取引価格は135円(赤の水平線)となっていることがわかり、長期的には同水準までの下げが入ってもおかしくありません。
ここからのターゲットについても週足チャートを見て考えてみましょう。
今回は先ほどのチャートと期間を揃えて年初来安値と年初来高値からフィボナッチ・リトレースメントを計算します。すると、38.2%押しが137.237となっていて直近安値圏とほぼ一致していることがわかります。前回書いた年初来高値からのフィボナッチ・エクスパンションでは161.8%エクスパンションが137.777とこちらも近い水準であったことから、137円台が短期的なターゲットであったと考えられます。
そこからいったん142円台への戻しを挟んで改めて下げてきたことで、現在は前回安値の137.650が目先のターゲット、そしてその次は中心出来高帯の135円、さらに下げた場合には上記半値押しの132.697を最終的なかどうかはわかりませんが、中期的なターゲットにする流れであると言えるでしょう。短期的には135~140円でのもみあいを挟んで132円台への下げという動きがもっともありそうな展開かと思います。