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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今週はドル円(USDJPY)をピックアップしました。ドル円は145円台の年初来高値から短期間で138円台前半まで7円もの反落を見せてきました。日米金利差は拡大中であるものの、日本のイールドカーブ・コントロールの修正思惑もあり、膨らんでいた円売りポジションにかなりの調整が入った結果です。ここからドル円がどこに向かうのかテクニカルな観点から解説します。
今週の注目銘柄はドル円(USDJPY)をピックアップしました。
ドル円(USDJPY)が思った以上のペースで円高が進行しています。先週金曜の米国雇用統計前には144円台前半でしたが、ドル円、クロス円での円売りが膨らんでいたことからポジション調整が大きく進んだ結果138.065まで安値を切り下げています。
ポジション調整のきっかけとなったのは雇用統計以降の米金利低下、そして内田日銀副総裁が緩和維持を優先としながらもイールドカーブ・コントロール(YCC)の修正に言及したこと、また昨日の米国CPIが3.0%となったことで日米のCPIが逆転(日本3.2%)したことが円買いを加速させている材料です。
7月の日銀会合でも日銀だけは現状維持と思われていたものが、YCCの修正議論が行われるのではないかとの見方が増えてきています。7月会合ではすぐ修正に動くよりは、まず議論を行うというあたりではないかと思いますが、当日までは様々な思惑が出てくるでしょうから、もう一段の円高の動きが出てくる可能性もありそうです。
テクニカルにはどのような状況にあるのか、日足チャートをご覧ください。