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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 2017年3月以来の高値115.513をつけ、テクニカルなターゲットを達成したドル円。利上げ前倒し思惑がドル買い材料とはなっているものの、達成感のほうが強く短期的には押し目を探りたい段階となってきました。
ドル円(USDJPY)は米国の利上げ前倒し思惑が根強く、ドル高の流れが続いていましたが、このドル高は対円に限らず主要通貨に対してドル全面高という状況となっていたため、ポジション的にもそれなりに円売りポジションが積みあがっている状況です。シカゴの通貨先物の取組高を見ても10万枚前後の高水準の円売りが続いているものの、一段と増えるという状況にもなっていないため、115円台では実需のドル売りオーダーも飲み込んで短期筋のポジションも膨らんでいると考えられます。
昨日はFOMC議事録の発表があり、複数のメンバーがテーパリングの加速と早期利上げを主張していることも示されドル円は2017年3月高値と並ぶ115.513の高値をつけることとなりました。テクニカルには115円台半ばは中長期的なドル円の高値の目途となっていた水準ですから、多少の誤差はあっても短期的には利食い売りも出てきやすい水準と言えます。
まず月足チャートをご覧ください。
2017年3月高値と一致していること、また2015年高値と2016年安値の61.8%戻しである115.524とも一致を見ているため、昨夜の高値がここ一週間程度の高値となる可能性はかなり高いのではないかという見方をしています。115円台半ばで売り、その後114円台で買い戻してから改めてドル買いを考えることが月末月初のシナリオになりそうです。
日足チャートから押しのターゲットを考えます。