口座開設は無料。オンラインで簡単にお申し込みいただけます。
最短3分で入力完了!
アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今週はユーロドルを取り上げました。米金利上昇が続く中でドル買いがユーロ売りにもつながっていますが、昨夕発表された欧州主要国のPMI速報値は軒並み悪くユーロ売りの材料も再び加わってきた展開です。25日のジャクソンホール講演ではパウエルFRB議長講演が最重要ですが、その後にはラガルドECB総裁の講演もあり、高いインフレと弱い経済とに関してどのような言及があるのかも注目されます。日柄的にも振れやすい時期となっていますが、テクニカルな観点からここからの見通しを示しました。
7月高値から下降チャンネルの中でのユーロ安トレンドを継続しているチャートと考えると、次のターゲットは5月安値と7月高値78.6%(61.8%の平方根)押しの1.07721がターゲットとなります。それよりも下の水準では100%押しの5月安値しかありませんが、最近のユーロドルは値幅が比較的狭いこともあって、材料次第では一気に行く可能性もある点には注意が必要です。
一方でレジスタンス側は下降チャンネルのレジスタンスラインが現在1.09台前半を下降中となりますので、同水準では戻り売りが出やすいという見方でいます。なお、ジャクソンホールではパウエルFRB議長だけでなくラガルドECB総裁の講演もあります。最近の欧州の弱い状況を考えると、インフレを抑えるためだけの追加利上げの可能性は無いと見られますが、念のために注意しておきましょう。