株式

サマリー: 米国株式市場の地合いは決して良くありませんが、直近でバークシャ・ハサウェイが買い増したエネルギー関連株を取り上げます。いわゆるバフェット銘柄には他のエネルギー関連で買い増された銘柄もあります。今回はオキシデンタルとシェブロンを見てみましょう。
株式市場の地合いが良くないと売り銘柄を探したくなりますが、今週はバフェット銘柄からエネルギー関連を2つ取り上げます。ひとつはオキシデンタル・ペトロリアム(OXY.xnys)、もうひとつはシェブロン(CVX.xnys)の2銘柄を取り上げます。
(1)オキシデンタル・ペトロリアム(OXY.xnys)
オキシデンタル・ペトロリアム(OXY.xnys)は、米国の石油・ガス関連の大手企業ですが、石油メジャーには属さない独立系でテキサス州に本社を置いています。
22日にバークシャ・ハサウェイが当局に提出した書類によると同社の保有比率が16.3%に上昇し、しかもここ1週間程度で大きく買っていることがわかりました。世界的なエネルギー価格高止まりの状況下、米国のエネルギー関連は有利な立場にあるという判断と思われます。
チャートは日足チャートを見てみましょう。
(チャート提供:サクソバンク証券)チャートは4月安値を割り込むともう一段の下げとなりそうですが、バークシャ・ハサウェイが大きく買い増しているということから長期目線で買い下がってみるのも悪くないかもしれません。
(2)シェブロン(CVX.xnys)
シェブロン(CVX.xnys)は、いわゆる石油メジャーのひとつでカリフォルニア州に本社を置く誰もが知っている会社ではないでしょうか。
このシェブロン株もバークシャ・ハサウェイが今年の1~3月期に大きく買ったエネルギー関連株となっていました。
こちらも日足チャートを見てみましょう。
(チャート提供:サクソバンク証券)オキシデンタルよりもチャートの形は悪く4月安値を下抜けてきました。バフェット銘柄ということで、ここから3月末に上抜けした140ドル水準にかけて丁寧に買ってみるという戦略を考えてみたいところです。