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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 今週はS&P500を取り上げました。株式市場の参加者はどの国も楽観的な見方をするものですが、米国では利上げが無ければ株上昇、利上げ思惑があっても利上げの最終局面は近い、と最近は特にポジティブ度合いが上がってきている気がします。しかし米国CPIは2か月連続で上昇し、引き締めの長期化も予想されます。そうなると景気後退思惑も出てくるでしょうから、下げるとしたらどの水準が注意すべき水準なのかをFOMC前に確認しておきます。
現在のS&P500は青のラインで示したトライアングルの中での動きとなっていて、どちらかに抜けるとその方向にもう一段の上下が出やすいチャートパターンです。ただ上述した通り、最近の米株は好材料にばかり反応しているため、下に抜けた時の方が要注意と考えています。
トライアングルのサポートと直近安値4428.37が来週末頃に同水準になりますので、FOMC後にこのサポートを下抜くとしたら8月安値を視野に入れる動きが出てくる可能性は高いように思います。FOMC後ばかり考えていると、その前という可能性もありますので、今後1週間くらいの動きに気を付けておくという見方で良いかと思います。