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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 米国FOMCのドット・プロットで2024年中3回の利下げ見通しが示されたことを受け、NYダウは史上最高値を更新する動きとなりました。今週はこのNYダウのテクニカルな立ち位置を見てみることにしました。ただ未踏の水準に入ってきていることから、テクニカルと言っても節目を考えるということになりました。
今週はNYダウ(US30.I)を取り上げます。
NYダウ(US30.I)は、昨日のFOMC後に大幅高となり史上最高値を更新しました。これはドット・プロット・チャートで2024年末の金利見通しが3回利下げと9月の見通しから0.5%下方修正されたことを好感したことによる買いで、ある程度予想されていた動きとはいえ、一日で史上最高値更新の動きになったことは、いかに株式市場が楽観的な材料に飛びつくのかをよく表している動きと言えます。
その他の主要株価指数も軒並み年初来高値を更新しましたが、S&P500とナスダック100は史上最高値更新までは行っていませんので、今後はこれら2つの指数での史上最高値更新をうかがう展開になって行きそうです。そして、それまではダウも強い地合いを維持すると見られますが、3指数揃って最高値を更新した後は急速に調整が入る可能性もありますので、その点には注意が必要でしょう。
テクニカルには週足チャートをご覧ください。
既に史上最高値を超えていることから、ここから上のターゲットをテクニカルに求めるしか無いのですが、フィボナッチ・エクスパンション等を使って求めると、かなり上のターゲットとなってしまいあまり現実的ではありません。節目として次の大台38000ドルを考えておくほうが自然に思えます。
また下値は、これまでの史上最高値は最も近いターゲットとなりますが、こちらは逆に近すぎるため、7月高値に近い36000ドルをサポートとして見ておくと良いと思います。