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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 米国連邦公開市場委員会がほぼ想定内の結果となったことを受け、株式市場はリスク要因は無くなったと楽観的な見方が広がりました。委員会後に主要米国株価指数は大幅高となりましたので、本日はニューヨークダウの動きを見てみましょう。
NYダウ(US30.I)は11月高値(=史上最高値)の36560.7からオミクロン株ショックを経て12月1日安値の33994.9まで大きめの調整を挟みましたが、その後はオミクロン株に対してファイザーのワクチンを3回接種することで効果があることや、感染力は強いものの症状は軽いといったことから急速に買い戻しが入る動きを見せました。
FOMCではテーパリングの加速と2022年中に3回の利上げ見通しが示されましたが、株式市場は想定範囲内とイベントが経過したことによる安心感で急速に買いが広がり、昨日は引けにかけて35944.0まで上昇し、本日も更に買いが出ているという状況です。
客観的には将来の利上げがオンコースということで積極的に株を買う材料とは思えませんが、テクニカルには12月安値は絶好の押し目を作った動きとなっています、週足チャートをご覧ください。
ラインマーカーで示したところを見ていただくとわかるのですが、大きめの押しが入るとほぼ翌週には全戻しという動きが続いています。なんだかんだ言って米国株に投資資金が集まる流れです。
今回は3週間で下げる前の水準へと大きく上げてきました。テクニカルには前回高値、つまり史上最高値を再トライする可能性が高いということになります。
日足チャートも見てみましょう。
12月に入ってからは12月安値を起点とした上昇ウェッジ(ピンク)の中での動きと見ることが出来、まずは11月16日高値(青の細い水平線)の36319.2をターゲットに上昇中です。展開次第では年内に史上最高値(青の太い水平線)を更新する流れも十分にチャンスがあるという感じですね。