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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: ハンセン指数は他の主要株価指数同様に安値から反転していますが、中国政府が親ロシアの政策を取っていることやエバーグランデの本決算発表延期となったことなど悪材料も目立ちます。テクニカルに上値の目途を考えた上で戻り売りの戦略を考えます。
ハンセン指数(HK50.I)もNYダウなど主要株価指数同様で2月以降のウクライナ危機で大きく下げ、その後は反発する動きとなっています。底打ちが遅れたのはここに来て、エバーグランデ(恒大集団)の再建に暗雲が立ち込めてきたことがハンセン株にも影響していると考えられます。
今週もエバーグランデは取引停止となり、発表によると子会社に財務上の問題が発覚しグループとしての12月期本決算も発表延期という状況となっています。ハンセン指数自体の安値は16日につけていますが、こうした動きを先取りしていたことから安値をつけた日がNYダウ(2月24日)や日経平均(3月8日)に比べて後ろにずれたイメージです。
また中国株の場合、中国が親ロシアの政策を取っていることも将来的に経済制裁の可能性を考えなくてはいけないという点も悪材料と言えます。
テクニカルにも見てみましょう。日足チャートです。
2月高値と3月安値からの戻しを計算すると61.8%戻しが22466.6、、またテクニカルに下げのきっかけとなった12月安値の下抜けが22653.0とほぼ22500前後で一致を見ています。ウクライナ情勢の不透明な状況が続いていることから世界的に一段高となる状況ではありませんのでハンセン指数も短期的にはテクニカルな水準で上値を抑えられやすいと見ています。
22500前後で戻り売りを考え、下がったところで買い戻しという方針が現状ではもっともワークしやすいのではないでしょうか。