口座開設は無料。オンラインで簡単にお申し込みいただけます。
最短3分で入力完了!
アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 米国株はFOMCの結果を受け一段安となり、ナスダック100は年初来安値更新を視野に入れる動きとなっています。米国株だけでなくリスクオフの動きからビットコインの下げも目立ちますが、今回は米国の企業でもビットコインへの投資額が最大のマイクロストラテジーと、2番目のテスラを取り上げます。
前回はアップル(AAPL.xnas)とクアルコム(QCOM.xnys)の2銘柄を見ました。ハイテク株以上に値を下げているのはビットコインですが、米国株とビットコインはリスクオン・オフで動きが揃うことも多く、ナスダックの一段安の動きが継続しやすいことを考えると、ビットコインに最も投資しているマイクロストラテジー(MSTR.xnas)と次にビットコインへの投資額が多いテスラ(TSLA.xnas)をピックアップしてみました。
(1)マイクロストラテジー(MSTR.xnas)
今回扱う2銘柄は以前も扱ったことがありますが、マイクロストラテジー(MSTR.xnas)のCEOはテスラのイーロン・マスクCEOのビットコイン投資の指南役としても有名です。そのマイクロストラテジーですが、高値圏でもビットコインを購入していたことで、ここまでのビットコインの下げでSECから減損処理をすることを命じられています。
以前からビットコインが下げたら危ない銘柄の筆頭格だったマイクロストラテジーですが、今回の下げ以前から完全に下降トレンド入りしています。週足チャートをご覧ください。
2021年2月につけた史上最高値1315ドルから見ると今週の安値321.36ドルは既に1000ドル近い下げとなっています。2021年5月安値も下抜けていますので、史上最高値からの逆N波動を想定し、フィボナッチ・エクスパンションを計算すると現在の水準は一つの節目となる61.8%エクスパンションですが、76.4%エクスパンションと重なる200ドルの大台も視野に入れるべき動きになってきていると言えそうです。
(2)テスラ(TSLA.xnas)
テスラ(TSLA.xnas)も今回はビットコイン関連株という視点で見てみますが、背景はマイクロストラテジーと同様なものの、そこまで評価損は出ていない程度といったところでしょうか。株価もそこまでの下げとはなっていませんので、日足チャートをご覧ください。
マイクロストラテジーほどでは無いですが、結構下げています。こちらも史上最高値からの逆N波動を考え127.2%(161.8%の平方根)エクスパンションを見ると753.43というターゲットが出てきます。現在の水準が100%エクスパンションでいったん下げ止まる可能性も高いのですが、次のターゲットとして考えておいてもよい水準だと思います。