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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 22日のNY市場ではファイザーの新型コロナ治療の飲み薬が緊急承認されました。また最近まで下降トレンドを続けていたテスラも短期的に底打ちした動きとなっています。今週はこれら2銘柄を見ていきましょう。
(1)ファイザー(PFE.xnys)
ファイザー(PFE.xnys)はこれまでにも何度か取り上げた銘柄ですが、昨日22日のNY後場にFDAがファイザーの新型コロナ用飲み薬パクスロミドの緊急使用を承認したと発表したことで買いが強まりました。パクスロミドは軽症から中症の患者で重症化リスクの高い人がとなり、入院や死亡のリスクが9割減ったと発表されています。今後の変異株への効果は未知数ではあるものの、少なくともオミクロン株には効果があると言われています。
ファイザー(PFE.xnys)の日足チャートを見てみましょう。
既に20日に史上最高値を更新し61.68をつけましたが、この水準は10月安値を起点としたN波動におけるフィボナッチ・エクスパンションのターゲットと一致しています。いったんもみあいを挟んだ後に100%エクスパンションの64.58を目指す展開が予想されます。
(2)テスラ(TSLA.xnas)
テスラ(TSLA.xnas)は冷静に考えると高すぎるという見方も多いのですが、それでも下がらないためハイテク株指数に連動するファンドを運用するファンド・マネージャーも仕方なく買わざるを得ないという状況なのだと思います。
それでも11月高値以降は直近まで下降チャンネルの中での調整局面が続いていましたが、短期的には21日安値でいったん底打ちとなった値動きとなっています。こちらも日足チャートをご覧ください。
チャンネル内の動きを継続すると考えると、最高値と21日安値の半値戻し1064.87と下降チャンネルのレジスタンスラインが交差する1月上旬あたりを目途にもう一段の上昇を考えてみたいと思います。