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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: FIREを達成した個人投資家の方の記事がダイヤモンド・オンラインに出ていましたが、その方が投資対象としていた銘柄から2つをピックアップしました。ひとつは日本でも拡大しているコストコ、もうひとつは米国最大のホームセンターであるホームデポです。
前回はエヌビディア(NVDA.xnas)とモザイク(MOS.xnys)の2銘柄を見ました。今週は本日付の「ダイヤモンド・オンライン」の記事で個人投資家のエルさんがFIREの原動力となった10銘柄をピックアップしています。ここでも過去に扱っている銘柄が3銘柄ほど含まれていましたが、今回はコストコ(COST.xnas)とホームデポ(HD.xnys)を見てみることとします。
(1)コストコ(COST.xnas)
コストコ(COST.xnas)はワシントン州に本社があるホールセールクラブ(会員制倉庫型卸売販売)です。なんでも量が多くて安いというイメージですが、コストコの販売商品にはほとんど利益は無く、会員からの会費で必要経費をカバーしているため、売値が安いという仕組みのようです。
知り合いの飲食店の方もお酒でも酒問屋から仕入れるよりもコストコで買った方が安いものもあるという話でしたから、全体的にそのような感じなのだとは思います。日本だとまだまだ店舗数が少ないため、簡単には買いに行けない感じもしますが、それ以上に少ない家族だと買うのに躊躇する量ではないかと思います。
さて、コストコの業績ですがコロナ禍で来店者数が増え好業績が続いているようです。日本も米国も外食が減り家での需要が増えたということでしょう。テクニカルには日足チャートをご覧ください。
昨年末高値から1月安値までの下げに対して、ほぼ61.8%戻しの水準で上値を抑えられ、その後は年初来安値と高値の半値押しで下げ止まっている状態です。
まだ下げ止まったとは言えませんので、この半値押しあたりでの動きを見ながら明確に上昇に転じれば買いというイメージだと思います。このまま上がってしまうと何もできませんので現在の水準で打診買い、61.8%押しとも重なる大台の500ドルレベルが買い場というイメージで見ています。
(2)ホームデポ(HD.xnys)
ホームデポ(HD.xnys)は、ジョージア州に本社を置く米国最大の住宅リフォームチェーンで日本には進出していませんが、ホームセンターをイメージしていればよい感じです。となると、もし日本に進出してきたらコストコ同様に結構人気は出そうですが、取扱商品を考えると食品のようには行かないのかもしれません。
ホームデポも業績はよく家屋改修需要が高い状態が続いているようですが、株価の方はいまひとつといった感じです。こちらも日足チャートをご覧ください。
昨年11月から年初にかけて変形トリプルトップを形成し、下げ、さらに直近では昨年10月高値と同水準で反落したことから大きなヘッド&ショルダー状の反転パターンのようにも見えます。年初来安値を下抜けるかどうかが重要ですが、ここを下抜けてくると昨年9月水準までの下押しがあってもおかしくないチャートと言えます。
買う場合にはもうしばらく様子を見てからのほうが良さそうで、330~340ドルあたりへの押しがあれば考えてもよいという見方をしています。