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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 先週はエヌビディア(NVDA.xnas)と年末商戦への懸念が広がるギャップ(GAP.xnys)の2銘柄を見ましたが、今週はオミクロン株ショック後ということもあり、影響が少ないか好材料が出てくるかもしれない銘柄からひとつ、もうひとつは空売りを想定して悪影響を受けやすい銘柄から見て行きます。
(1) ファイザー(PFE.xnys)
前者の影響が少ないか好材料が出てくるかもしれない銘柄としてはファイザー(PFE.xnys)を選びました。ファイザーは開発パートナーであるドイツのビオンテック社が既存のワクチンでも重症化は防げるとし、またファイザー自身も開発中の飲み薬はオミクロン株にも有効であるとしました。モデルナに比べて強気な発言が目立ちましたが、何らかの事実に基づいた発言であるとすれば、同社の株価は今後も上昇を見込めそうです。
日足チャートをご覧ください。
11月19日に8月高値を上抜けた後は足踏み状態でしたが、26日のオミクロン株ショックでギャップアップで上昇、週明け29日には55.67の高値をつけました。その後押しが入った際にも8月高値で下げ止まった動きは強い地合いを示していますので、ここから改めて高値を更新し、テクニカルなターゲットである59ドル台半ばを試す流れになってくると見ています。
(2) ユナイテッド航空(UAL.xnas)
もうひとつは、再び人の動きに制限が加わりようやく業績回復と思われた流れに水を差された航空株からユナイテッド航空(UAL.xnas)を見てみます。
ユナイテッド航空(UAL.xnas)はオミクロン株ショックで大幅安となり、日足チャートではギャップダウンしての下げとなりました。11月8日につけた直近戻り高値54.52から考えると、昨日安値は38.89と28.7%もの下げ幅となっています。少なくとも年内は人の移動に対する規制は強まるでしょうから、どこまで下げるのか下値のターゲットを考えることとします。
こちらは週足チャートで見てみましょう。
既に昨年安値と今年の高値の半値押しを割り込んできましたので、次のテクニカルなターゲットは61.8%押しの35.33ということになります。35ドル水準への下げを考えた売りが当面はワークしそうなチャートと言えます。