
今次の株安局面は一旦収束か
12月1 日のカナダ当局による(米国の要請)中国通信機器大手企業ファーウェイCFO逮捕以降、「米中一時休戦」シナリオへの懸念が再台頭し、90日間の通商交渉のなかで「中国製造2025」への踏み込みや、交渉の強硬化がなされるのではないかとの不安が高まる展開となった。トランプ米大統領は貿易赤字に重点を置いている。だがそれと同時に、政権内のタカ派には、中国が補助金を使い航空宇宙、人工知能(AI)、通信などの分野で世界首位を目指す製造業振興策「中国製造2025」を封じ込める狙いもあると市場は受け止めた。
【マクロウォッチリスト】

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![]() | 週末の米中首脳会談とオプション相場 先週は、英離脱問題に絡んでBOEのカーニー総裁がポンドのオプション同行を通じて懸念を表明していました。 |
成田博之【需給動向と相関が語る世界】 | |
![]() | 長く銀行でトレードをしていたこともあって、米国政府発行の中期債 (T-Note) や長期債 (T-Bond)先物はお気に入りの先物商品です。特に、T-Bond先物にはとてもお世話になりました。はじめてバックテストをしたのもT-Bond先物でした。今年は米長期金利が話題になっています。2年と10年米国債の金利差がフラットになっていることで、この先、何処まで連邦準備銀行(FRB)が短期金利を引き上げるのか注目を集めています。FRBの政策金利変更に関してはFed Watchが参考になります。 |
山中康司【テクニカル分析に強くなるオートチャーティスト】 | |
![]() | 先週のストラテジはチャートパターンが崩れていたものが多く、本来的な選択肢が2つしかありませんでした。もうひとつは比較的可能性が残されているとの判断で選びましたが、どうなったか結果を見ていきましょう。 |