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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: 年初の上昇相場でNYダウとS&P500は史上最高値を更新しましたがナスダックは更新できずに、その後の米国の利上げ前倒し思惑とともに大きく下げてきています。テクニカルにも明確に変調を来し始めましたので、今回はナスダックが今後どの程度まで下げるのかを考えていきます。
ナスダック(USNAS100.I)は年初にNYダウとS&P500が史上最高値を更新した際にも高値更新には程遠く、昨年の上昇相場で買いが先行してきた動きが息切れ状態といった流れでした。そして年明け以降の早期利上げ思惑に加えてFRBバランスシート縮小を悪材料とした株安の動きにおいても下げをリードする動きを見せてきました。
来週FOMCにおいてタカ派な発言が出てくる可能性も含めて、米国の緩和縮小の流れは既にレールに乗って今後も大きな変化が無いであろうことを考えると、しばらくは下値を模索する展開になってきそうです。テクニカルにも長期的にあまり良い形とは言えない流れになってきましたので、まず週足チャートからご覧ください。
一昨年第4四半期からのサポートラインとそれに平行に引いた上昇チャンネルの中での流れに大きな変化が見られます。先週時点はサポートラインを下ヒゲで抜けその後はチャンネル内に戻していましたが、今週はまだ週末終値は確定していないものの、サポートラインを週足終値で下抜けることはほぼ確実な状況です。
昨年第4四半期で高値圏で上値を重くした後の下げということで当面は下値を探る展開を考えざるを得ません。日足チャートで拡大して見てみます。
ここからターゲットとなるのは昨年10月安値の14382.66(青の水平線)ですが、同水準はコロナショック後安値と史上最高値の23.6%押しとなる14393.54(赤のターゲット)とも一致しています。FOMC前か後かはわかりまアップル(AAPL.xnas)せんが、短期的な下値の目途として同水準を目指していると見てよさそうです。