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テクニカルアナリスト
サマリー: 米国10年国債利回りは下値抵抗線の3.5%を下抜け、下降トレンド継続も米国債先物は反転の兆しを示す
米国10年国債先物(T-Note)は114.875 を上回って昨日の取引を終え、先週形成されたトップ・アンド・リバーサルのパターンを終えて、100日単純移動平均線(SMA)を上抜けて推移しました。
興味深い変化としては、弱気相場の転換を示唆するEvening Doji Starのパターン形成時に見られなかったRSIダイバージェンスが生じており、米長期債の短期的な上昇トレンドが減速する兆しを示唆している点です。ただし、足元の上昇トレンドは、米T-Noteが117の水準でリトレースメントが0.618に達する時点まで継続する可能性もあります。
米T-Noteが上昇トレンドラインを下抜けし、113.625を下回って推移した場合、足元の上昇トレンドが反転する可能性は高まります。
米国10年国債利回りは下値抵抗線となる3.5%を下回って取引を終えました。これは、利回りの下降トレンドの継続を意味します。この下降トレンドは利回りが3.22%の水準でリトレースメントが0.618に達するまで継続する可能性があります。ただ、先に述べたとおりRSIダイバージェンスは長期債の上昇トレンドが減速する兆しを示しており、今後は利回り低下に歯止めがかかるかもしれません。