【マーケットニュース】トランプ米政権、中国製品に追加関税を発動 米株は過去最高値を更新
20日の米株式市場でNYダウが1月下旬以来ほぼ8カ月ぶりに過去最高値を更新。NYダウが前回最高値を付けた1月26日以降の採用銘柄の騰落率を調べると、上昇は全30銘柄中13銘柄にとどまった。米国と中国が互いに関税を発動するなど貿易戦争への警戒感などから過半の銘柄が当時の水準よりも安く、物色には偏りがみられた。
上昇率の首位はアップル。中国での売上高比率は高いものの、関税の影響を受けにくいとの見方から指数の上昇をけん引した。サービス事業の成長が続き、主力の「iPhone」以外に収益の柱が育っているとの見方が買いを誘発。足元では米国が24日に発動する2000億ドルの中国製品に対する追加関税のリストから腕時計型端末「アップルウオッチ」が外れた。市場ではこのことが買い材料視されている。
2位はスポーツ用品のナイキ。独アディダスなどとの競合激化で低迷していた北米事業の売上高が2018年3~5月期に増加に転じたのを好感した買いが優勢だった。巨額の自社株買い枠の設定も買いを誘発した。
<1月26日からのダウ平均構成銘騰落率(%)>
※ダウ平均採用銘柄の騰落率一覧
銘柄名 | 騰落率(%) |
アップル | 28.3 |
ナイキ | 25.5 |
マイクロソフト | 20.7 |
ビザ | 18.1 |
メルク | 14.1 |
シスコシステムズ | 12.2 |
ファイザー | 12.2 |
アメリカン・エキスプレス | 11.5 |
ユナイテッドヘルス・グループ | 7.2 |
ボーイング | 7.1 |
ユナイテッド・テクノロジーズ | 2.8 |
JPモルガン・チェース | 2 |
ホーム・デポ | 1.9 |
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