
【マーケットニュース】4月26日~27日の日銀政策会合に注目!
【今週の日経平均株価動向】
月曜日の日経平均は小幅に続伸して、前週末比56円79銭(0.26%)高の2万1835円53銭で取引を終了しました。シリア攻撃は今回の1度限りとの見方が市場では広がり、過度の警戒感が後退したことが背景でした。日米首脳会談や国内企業決算を控え、商いは低調でした。一方で、安倍内閣支持率急低下を嫌気し、日経平均は下げに転じる場面もありました。火曜日の日経平均は3営業日続伸。終値は前日比12円06銭(0.06%)高の2万1847円59銭で取引を終了しました。この日も日米首脳会談を控え様子見ムードが漂う展開でした。水曜日の日経平均は4営業日続伸して、前日比310円61銭(1.42%)高の2万2158円20銭で取引を終了し、2月27日以来の高値となりました。前日の米ナスダック指数上昇や米政府高官と北朝鮮の金委員長が平壌で会談したと報じられたことから、リスクオンムードが漂い幅広い銘柄に買いが先行となりました。木曜日の日経平均は5日続伸して、前日比32円98銭(0.15%)高の2万2191円18銭で取引を終了しました。日米首脳会談が無難に終了したことで、日経先物などで買い戻しを誘発させました。一方で大引けにかけては、政局不安を懸念した断続的な日経先物売りが海外勢から観測され、上げ幅を急速に縮小させました。本日の日経平均は6日ぶりの小幅反落となり、前日比28円94銭(0.13%)安の2万2162円24銭となりました。米国市場でハイテク株が下落したことを受け東京市場でも半導体関連の売りが見られました。ドル円が107円70銭台まで円安に進んだこともありプラスに転じる場面もありましたが5日間で530円以上上昇しており週末ということもあり小幅安で取引を終了しました。
【日米首脳会談終了で市場に安堵感】
注目された日米首脳会談ですが、トランプ米大統領による為替への言及や、通商問題で強硬な発言も出ず、市場では警戒感から楽観視するムードとなりました。日米の貿易不均衡の是正に向け、米国側からどのような要求をしてくるのかが焦点でしたが、新たな交渉の枠組みを設けることで合意するにとどまりました。日本が米国からの要求をかわしたと市場では受け止められ、外国為替市場ではむしろ円安ドル高基調となりました。自由貿易協定(FTA)は日本はTPP(環太平洋連携協定)、米国は2国間という溝がある状況ですが、今後の進展次第では歩み寄る可能性も出てくるかと思われます。これまで米国の通商政策に関して市場が最も懸念していたことは、保護主義が広がり経済にネガティブな影響をもたらすのではないか、ということでした。今後、対日貿易赤字を減らしたいという米国の姿勢に対して、日本がどういう解決策を提示できるかがポイントとなりそうです。米国との通商問題が大きく発展しなければ、次に市場が注目するポイントは日本の国内政局となるかと思われます。6月上旬までに開催見込みの米朝首脳会談に注目が集まる中、拉致被害者の帰国など大きな進展が見えれば、内閣支持率の回復につながり得ます。しかしながら、実現出来なければ支持率への影響は出にくいかもしれません。来週以降の株式市場は、業績相場に投資家の目線が次第に広がりつつあると思われます。
【日銀金融政策決定会合の注目点】
日本銀行は4月26日から27 日にかけ金融政策決定会合を開催します。金融政策運営は据え置きが想定されますが、雨宮副総裁と若田部副総裁の初会合と、四半期に一度の展望レポートの公表が注目されます。展望レポートでは、物価安定目標の2%にインフレ率が到達する時期に関するリポートに注目が集まります。
▶ 田代岳 「欧州の視点で読み解くマーケット」更新日: 4月20日 | |
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![]() | ポンドの上昇は頭打ちか? 英国政府とEUは3月19日にブレグジット後の移行期間で合意しました。2月に1.37台の安値を示現したポンドドルは、このニュースを受けて上昇が加速しました。ブレグジットに対する懸念から金融政策も次ぎの利上げが2020年頃にずれ込むとの思惑もありましたが、それが前倒しされるのではとの思惑がポンドのサポート材料になりました。 ただ英国の未来は、ばら色というわけではありません。EUのスタンスはよいとこ取りは許さないという方針です。 |
▶ 成田博之「需給動向と相関が語る世界」更新日:4月 20日 | |
![]() | NY金先物は実需筋のコマーシャルズが売りヘッジを少し減らしてきています。引き続き、大口投資家のファンド筋はロングポジションを減らしてきています。1350ドルの厚い壁を完全にブレイクするには、ファンド筋が買い始める必要があるようです。 |
▶ 山中康司 「テクニカル分析に強くなるオートチャーティスト」更新日: 4月 19日 | |
![]() | まず、先週のストラテジの振り返りです。 (1)EURJPYの買い(シグナル点灯4月10日)TP=133.08、SL=129.99 先週執筆時点のレートが132.195、その後のレンジは131.789~132.989と12日の執筆時点からじり高の動きとはなっているものの、どちらの仕切水準にも到達していません。TPまであとわずかの距離ではありますが、これまで同様に執筆時点のレートで仕切ることとします。現在は高値圏にあり132.944、+74.9pipsの利益となります。ドル換算ではUSDJPYが107.475ですから+69.7pipsです。 |
▶ 在庫減少と減産継続観測を受けWTI原油が続伸。70ドル近辺に!
4月18日発表された米国原油在庫の減少や引き続きOPECとロシアが減産を継続する観測から原油が続伸し70ドル近辺まで上昇。 引き続き中東情勢、米国によるイラン制裁、米国サマーシーズンのガソリン需要に注目がが集まります。 当社では証拠金率5%(レバレッジ20倍)、最小取引単位25バレルで約9,500円からWTI原油をお取引いただけます。
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▶ 米国株は続々と決算発表。明暗が分かれる。
決算発表シーズンとなり続々と決算発表が行われる中、発表内容によって明暗が分かれた。ネットフリックス(NFLX:xnas)は1~3月期の決算内容や利用者数の伸びが 市場予想を大幅に上回り一時前日比10.0%高まで買われ上場来高値を更新しました。一方でIBM(IBM:xnys)は第一四半期の利益率が市場予想を下回ったため7.5%急落しました。 今後も4/20:GE(GE:xnys)、P&G(PG:xnys)、4/23 アルファベット(グーグル持ち株会社GOOGL:xnas)、4/24:スリーエム(MMM:xnys)、モルガンスタンレー(MS:xnys)等 注目企業の決算発表が目白押しです。
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