テクニカル‐ブレントとWTIの調整は継続も、強気トレンド再開の可能性が

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KCL
キム・クレーマー・ラーション

テクニカルアナリスト

サマリー:  ブレント原油とWTI原油は、200移動平均線を割り込んだところで力尽き、ともに調整局面にあります。しかし、各種指標は原油がまもなく上昇トレンドを再開する可能性を示唆しています。


ブレント原油は、200日移動平均線の手前で力尽きました。現在、78.66付近の上値抵抗線(現在は下値支持線)付近で取引されています。

RSIは、調整と言える局面に入ってからも、原油価格の上昇を示唆するポジティブなセンチメントを示しています。
ブレント原油が再び雲の上で取引されれば、上昇トレンドが再開し、83ドルの上値抵抗線を試すことになるでしょう。

ただし、この短期的な上昇トレンドが危うくなることはないものの、ブレント原油は75.44のリトレースメント0.618まで調整する可能性があります。55日移動平均線が下値支持線となると見られます。
75.00を下回れば、強気基調は崩れることになるでしょう。

ブレント原油が先週のピーク81.70付近を超えれば、中期下降トレンドラインから上抜けたことになります(週足チャート)。
終値で83を上回れば、87-89付近まで上昇する可能性が高いでしょう。

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WTIは200日移動平均線を上回ることはできませんでした。現在、74.75付近で以前の上値抵抗線(現在は下値支持線)を下回っています。しかし、WTIはまだ雲の上にあり、100日移動平均線の上にあります。

RSIは、調整と言える局面に入ってからも、原油価格の上昇を示唆するポジティブなセンチメントを示しています。終値で74.75を超えれば、調整が終わり、WTIは78.68-79.18付近の上値抵抗線に向けて上昇を始めるでしょう。
これを上抜けると、83.35付近まで上昇する可能性があります。

ブレントと同様、WTIも、上昇トレンドが危うくなることはないものの、リトレースメント0.618の70.98まで調整する可能性はあります。一方、終値で70を下回れば、トレンドは崩壊するでしょう。

先週のピーク77.33を上回れば、中期下降トレンドラインを上抜けることになります(週足チャート)。

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