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アナリスト/アセンダント代表
サマリー: ナスダック100は上昇相場では他の株価指数よりも大きく買われましたが、米国の利上げ思惑が前倒しかつ大幅なものになるとの見通しとともに大きく下げる動きとなってきました。ウクライナ問題や中国のロックダウンも世界的な景気減速懸念と繋がっていることから、しばらくは上値が重くなりがちです。テクニカルに現在の水準からどの程度下げる可能性があるのかを見て行きます。
ナスダック100(US100.I)は米国の株価指数としてはピークをつけたタイミングが早く、その後の米国の利上げ前倒し思惑の中での調整も大きかったと言えます。NYダウとナスダック100とを週足で比較すると以下のようになっています。
ナスダック100が緑と赤のローソク足、S&P500が青と水色のローソクですが、まず高値をつけたタイミングはS&Pが2022年の年初に対して、ナスダック100は昨年11月下旬につけています。直近安値までのそれぞれの下げ幅はS&P500が4817.32から4137.70と-679.62(-14.1%)、ナスダック100が16768.38から12801.07と-3967.31(-23.7%)となっています。
上昇相場ではハイテク株を中心としたナスダック100が牽引した動きと同様に、下げ相場でもよりナスダック100の下げ幅が大きくなっています。そして、米国のインフレが高止まりしていることからFRBによる利上げタイミングも上げ幅も年初から大幅に増える見通しとなっていることを考えると、今後も米金利上昇とともに米国株は上値が重い展開が続きやすい状況です。
現在の水準からどの程度まで下げる可能性があるのかを日足チャートで考えてみます。