ENDRA Life Sciences Inc.

エンドラ・ライフ・サイエンシズは、MRIのように組織を可視化しつつ、低コストかつ患者ケアの現場で使用可能な「熱音響強化超音波（TAEUS）」の開発に取り組んでいる。TAEUSは、世界中で使用されている約40万台のカート型超音波装置と連携して動作するよう設計されている。初期の焦点は、非アルコール性脂肪肝疾患（NAFLD）および非アルコール性脂肪性肝炎（NASH）の評価およびモニタリングのための肝臓脂肪量の測定である。これらは世界で10億人以上が罹患している慢性肝疾患であり、実用的な診断ツールが存在しない。肝臓以外にも、エネルギーを用いた外科手術中の組織温度の可視化など、TAEUSの他の臨床応用も検討されている。