サクソバンク、「2015年第4四半期エッセンシャルトレード」を発表~恐怖が好機に変わるとき~

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「2015年第4四半期エッセンシャルトレード」は、各分野の専門家が執筆した7編のレポートから構成されています。各レポートの詳細は下記のとおりです。

■トップストーリー: 嵐の後で(スティーン・ヤコブセン)
新興国市場は、対外債務に依存する経済体質であるため、不安定な米ドル相場とコモディティ価格の下落という最大の嵐に見舞われています。しかし、主要国が量的緩和による問題の先送りを続ける一方で、新興国市場には希望の兆しが見え始めています。

■マクロ経済編:金融政策の違い(マッズ・コフォーズ)
マクロ経済面で第3四半期に最も注目されたのは米連邦準備制度理事会(FRB)の9月の動きでした。結局利上げは見送られましたが、市場は、FRBと金融緩和を進める欧州中央銀行との政策の違いにも引き続き注目しています。一方、夏終盤に起きたリスク選好度の過度な後退を受けて、新興国市場は、現在の世界経済の中で最も弱いセクターという不名誉を背負い続けたままです。

■FX編:ドル高再燃はお預け(ジョン・ハーディ)
世界の金融政策は米連邦準備制度理事会(FRB)が決める――。そのことを、世界、とりわけ新興国市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)の9月会合の際に再認識させられました。FOMCが利上げを見送ったことで、第4四半期には、投資家のリスク選好の変化に相場が大きく左右されやすいロシアルーブル(RUB)、ブラジルレアル(BRL)、トルコリラ(TRY)、南アフリカランド(ZAR)等についてはリバウンドの可能性がありますが、より慎重に取り組みたい場合は別の国、つまりメキシコペソ(MXN)やポーランドズロチ(PLN)に注目すべきだと思います。 

■株式市場編:市場への警鐘(ピーター・ガーンリュー)
2008年に経験した世界金融危機以来、世界の株式市場が最大の混乱に陥った今年の第3四半期は、世界経済にとって大きな警鐘として記憶されるでしょう。株価の下落率は、先進国全体が6.2%だったのに対して、新興国全体は16.2%を記録しました。

■債券市場編:本来の姿(サイモン・ファスダル)
第3四半期後半、予想どおり、市場は恐怖に包まれました。その恐怖体験が第4四半期の市場動向に影響を与えることは必至です。しかし、その状況こそ「好機到来」ととらえるべきです。 

■商品市場編:先行きは明るい(オーレ・ハンセン)
供給が大幅に減少すれば、コモディティ市場に一筋の希望の光がさします。しかし、供給過剰に歯止めがかかる気配はありません。供給が減らず、需要のほうが減少すれば、コモディティ市場の苦境のさらなる長期化は避けられません。

■アジア市場編:新興国市場のダークホース(ケイ・ヴァン・ピーターセン)
「チープマネー(低金利資金)」は、アメリカの量的金融緩和と中国が世界金融危機の中で導入した大規模な景気刺激策によって生み出されました。そのチープマネーが世界中の資産価値を膨らませました。しかし、現在、世界経済の成長率は低下傾向にあります。多くの新興国はコモディティ輸出に依存していますが、コモディティ市場は景気低迷の中で底値を探る動きを続けています。新興国経済のファンダメンタルズの悪化は止まっておらず、それが新興国の資産市場に影を投げ続けるのは必至です。

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